更新日:2023/08/01
資格を活かすことができる職場
介護施設
介護予防運動指導員の資格を活かすことができる職場としてまず挙げられるのが、介護施設です。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、有料老人ホーム、デイサービスなど、あらゆる現場で活躍できます。介護予防プログラムの作成や指導、理学療法士と連携しながらのリハビリテーションの実施などが主な業務となります。介護施設で働く場合は、介護職としての採用になることがほとんどでしょう。どの現場でも介護予防をケアプランに組み込んで利用者を支援しているので、資格を取得すればスキルアップにつながります。ケアプランの作成はケアマネジャーの仕事ですが、その実践には専門的な知識や技術が必要なため、重宝されるでしょう。
また、地域包括支援センターや介護予防教室など、自治体が運営する地域支援事業の講師としても活躍できます。国が主体となって介護予防を推し進めているため、今後も需要は伸びていくでしょう。
医療機関
総合病院やリハビリセンターなどの医療機関も、介護予防運動指導員の資格を活かすことができる職場です。総合病院では、病院やケガで入院している高齢者を対象に運動の指導やケアを実施します。リハビリセンターでは、利用者の状態に応じて介護予防プログラムを作成し、機能回復のサポートを実施します。介護施設や病院などの高齢者と接する機会が多い施設では、介護予防運動指導員の資格が大いに活きます。
スポーツクラブやフィットネスクラブ
一般のスポーツクラブやフィットネスクラブでも資格を活かして働けます。近年は、健康に対して強い関心を持つ高齢者が増えてきました。そのため、全国各地のスポーツクラブやフィットネスクラブで、介護予防運動指導員の需要が伸びています。このように、介護予防に関する専門的な知識を有した人材が、あらゆる現場で求められています。
働き方や条件について
上記で説明した通り、資格を活かすことができる職場は多岐に渡ります。ただし、勤務する職場によって働き方や条件が大きく異なるので、転職する際は注意してください。また、地域によっても条件は異なります。介護予防運動指導員の資格を活かして転職するのであれば、各職場の特徴を理解した上で求人を見極めましょう。
また、介護予防運動指導員の資格が、応募資格の必須条件になっていないケースもあります。資格があれば転職を有利に進められるのは確かですが、職場によっては給与アップやキャリアアップに直結しない可能性があることを覚えておきましょう。
とはいえ、高齢化が進む日本において非常に重要な資格であることは変わりません。介護予防運動指導員の資格を取得して、仕事に活かしてください。