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資格保有者の役割や仕事内容

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介護予防運動指導員の役割や仕事内容

更新日:2023/07/31

介護予防運動指導員の役割や仕事内容

重要な役割を担う

厚生労働省が2020年に発表したデータによると、健康寿命の数値は男性が72歳で女性が75歳となっています。近年は、介護に頼らず自立した生活が送れるよう、健康寿命の延伸を目的とした取り組みが推し進められています。身体的不自由が生じた際に回復する方法や、悪化を防ぐ方法を知りたいと考える高齢者も増えました。介護予防運動指導員は、そういった高齢者を対象に介護予防の観点から専門的知識を用いつつ、介護予防プログラムを作成し、運動指導を行います。高齢者が自立した生活を継続できるように、あるいは要介護状態になることを防ぐために様々な取り組みを行う介護予防運動指導員は、多くの現場で求められています。介護予防のスペシャリストとして、重要な役割を担う存在です。

仕事内容は多岐に渡る

介護予防運動指導員の仕事内容は多岐に渡ります。まずは、介護予防プログラムの作成を行います。対象となる高齢者の状態に応じた最適な介護予防プログラムを作成することで、健康寿命の延伸につながります。担当のケアマネジャーがいる場合は、ケアプランを確認した上でその内容を介護予防プログラムにも反映します。
そして、作成した介護予防プログラムの内容に沿った運動訓練を実施します。その中でも、筋力向上トレーニングは最も時間をかけて行うものです。本格的な筋力トレーニングとは異なり、無理のない範囲で運動や体操、散歩などを行います。その他にも、転倒予防体操や尿失禁予防体操、口腔機能向上訓練、栄養指導などを行い、あらゆる角度から高齢者を支援します。
各種訓練の実施前後には、作成した介護予防プログラムの内容が適切かどうかの評価を行います。事後評価の結果、修正点がある場合は介護予防プログラムの内容を修正し、次回以降に活かしていきます。また、評価内容については、必要に応じて医療・保健・福祉分野と連携し、情報共有を行います。

様々な現場で求められている

介護予防運動指導員が活躍する現場は多岐に渡ります。介護予防教室の講師、フィットネスクラブにおける介護予防プログラムのインストラクター、デイサービスや老人ホームに所属する機能訓練指導員の補助など、介護予防に関わる様々な現場で求められています。そのため、資格を取得すれば転職を有利に進められるでしょう。介護予防運動指導員は、高齢化が進む日本において非常に将来性のある資格といえます。介護分野で活躍していきたい人は、この機会に取得することをおすすめします。

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