更新日:2023/07/27
おすすめは「介護予防運動指導員」
注目されている
2021年に行われた介護報酬改定において、「自立支援促進加算」が新たに設立されました。これは、自立支援やリハビリテーションの取り組みを評価する加算です。医療費の増加や老々介護など、現在国が抱えている課題を解消する一助となります。高齢者の健康寿命を延ばすことが急務となっており、介護予防の取り組みはこれからさらに求められるようになるでしょう。
こういった状況の中、特に注目を集めているのが介護予防運動指導員です。自立支援につながる介護予防の知識を学べるため、資格を取得している人材が多くの現場で求められています。
スキルアップ
介護予防運動指導員の資格を取得することで、介護職としてスキルアップできます。介護の現場では毎日のように、利用者の運動機能維持を目的とした介護予防運動やレクリエーションが実施されています。しかし、利用者の中には運動を諦めてしまったり、拒否したりする人もいます。介護予防運動指導員を取得すれば、こういった活動をする際に役立つノウハウを身につけることができます。介護予防運動やレクリエーションなどに対し、苦手意識を持っている人はぜひ取得してください。
資格手当が支給される
職場によっては、介護予防運動指導員を取得している職員に対して、資格手当を支給しているケースもあります。求人情報に明記されているので、転職する際は必ず確認してください。このように、給与アップを目指す人にもおすすめの資格といえます。
教室の運営に役立つ
自治体の事業として介護予防運動教室を開催している場合、介護予防運動指導員の資格が役立ちます。介護予防運動教室やサークル活動は、社会的にも注目を集めており年々需要が伸びているので、この機会に資格を取得しておきましょう。介護予防運動教室を運営できる人材として、様々な現場で活躍できます。
自分自身にも役立つ
資格を取得することで、自分自身の健康づくりにも役立ちます。健康を維持するためには、食事や睡眠の管理に加え、運動が必要になります。介護予防運動指導員は、運動の重要性を学べる資格です。特に、高齢期に入ると筋力や体力の維持が重要となります。資格を取得するための講座では、フレイル・サルコペニア予防特論、うつ・孤立・閉じこもり予防特論など、心身の健康を維持しながら生活を送るための知識を学べます。自分自身の健康づくりを意識しながら、その知識や技術を地域社会に貢献できる点が、この資格を取得する大きなメリットです。介護予防に携わりたい人は、取得のために今から勉強を始めましょう。